秋晴れの2019益子陶器市へ♪_暮らしと器の愉しみ
益子陶器市2019年秋レポ。思い立ったが吉日ということで、陶器市最終日へ初めて足を運びました!素敵な出合いがたくさんあった楽しすぎた一日…当日出合えた作家さん達のことや暮らしの中に来た器たちのことを綴ります!
Posted on 2014/10/21
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すっかりご無沙汰してしまいましたが、再開しますのでお付き合いくださると嬉しいです。今回、私たちはロミオとジュリエットで有名な街「ヴェローナ」へと、ぷちトリップ♪
クラシカ、ミラノサローネへの旅から既に1年以上が経とうとしています。
すっかりご無沙汰してしまいましたが、再開しますのでお付き合いくださると嬉しいです。
ミラノサローネの行われるミラノからは、日帰りで行ける素敵な場所がかなりあります。
今回、私たちはロミオとジュリエットで有名な街「ヴェローナ」へと、ぷちトリップ♪
駅の券売機で特急券を購入し、いざ!
機械で連番でチケットを購入したにも関わらず、
3人席がバラバラ、、、、という、イタリアらしい?珍現象も旅の思い出です。
ヴェローナはミラノから東へ特急で1時間強。
窓外には杏かアーモンドらしき花が咲く果樹畑が続き、のどかな景色の中ヴェローナに到着しました。
駅から町並みを眺めながらほどなく歩けば、、、、そこに拡がるアレーナ!ローマのコロッセオ、ナポリに次ぐ規模の野外劇場は、イタリアでも一番保存状態が良く、夏にオペラが行われるそうです。
こうやって日常の景色に遺跡が溶け込むイタリアの街は、歩いていて本当にワクワクしますね。
さて、この旅での私たちの目的は「カステル・ヴォッキオ(Castelvecchio)」
ここは14世紀にヴェローナ領主のスカラ家の城として築城されましたが、建築家のカルロ・スカルパが改修を施した美術館でもあります。
古いものや景観を大切にするイタリア(ヨーロッパ)では建造物を新築する事は難しく、大学では修復学科がある程ですが、単に修復するだけではなく、その古いものに新しい息吹を吹き込むセンスも秀逸だと思います。
ここでは建物の修復だけではなく、彫刻の配置も行っています。訪れる人を彫刻を利用しながら誘導し、空間を愉しませる工夫もされているのですが、、、、私たち3人の目的が建築というか、空間だったので、、、、誘導されるよりも先にそこここの空間を見てしまい、、、スカルパの意図から外れていたのかもしれません。
素材フェチの私としては、古いレンガとコンクリートの組み合わせ、アイアンやガラスの使い方、そして年月を経た雑草までもがいちいち心に刺さりました。城壁の上部では、ジブリ映画を思い出します(天空の城、ラピュタを!個人的な感想ですが)。
そしてスカルパは本当に光の使い方が上手い人だなぁと感心しきり、空間を魅せてくれます。
個人的には何時間でも見飽きない、素敵な空間でした。
元はお城ですので、堀に囲まれたこの場所は高い場所に上がれば、その向こうには旧市街が拡がります。今回は行けませんでしたが、いつかあの向こうの街並みも散策したいと思います。
ところでヴェローナはワインの産地でも有名な場所とか。帰りの列車は当日行われていたらしい、ワイン品評会の方々で満席でした。私たちもランチで飲んだ白ワインがとっても美味しくて、、、、そこは食いしん坊、吞助のクラシカ隊(笑)。
同じワインをお土産に購入したく、列車予約時間までスーパーや酒屋を探しまわりましたが残念ながら手に入りませんでした。
ヴェローナは観光地と聞いていたので、カステル・ヴォッキオが見学出来れば良い位の気持ちで訪れましたが、ゆっくり観て回ろうと思うと一日では足りないかもしれません。
列車の時間があるので、後ろ髪を引かれながら街を後にしましたが、ワインをたくさん抱えた方々を恨めしく眺めながら、しばらく3人にとっての幻の白ワイン探求が続くのでした。
ミラノサローネ番外編はまだもう少し、続きます。
もう少し、お付き合いくださると幸いです。
(文責:滝川)