室内のこと
雑誌の切り抜きや好きなインテリアショップの家具、飾りたい絵、いつも着ている洋服・・・。
生活に関する自分の好きなものを少しずつ写真等のスクラップでまとめておくと、
家族で、また建築士との間でイメージの共有が出来ます。
設計図を見ても、イマイチその広さ、高さのイメージが沸かず、なかなか自分の未来の住まいが想像出来ません。
そんな時は現在の住まいにメジャーをあてて測ってみて下さい。
大きさや広さの基準が出来ると、それより広いか狭いか、おおよその見当が付いてきます。
インテリアショップで家具を見て購入したけれども、いざ部屋に入れてみると思ったより大きかった、
という経験のある方も多いのではないでしょうか。
自分の今の生活の広さを把握することは、色々なものをみる尺度に繋がります。
色々と考えて行くと、あれもこれも実現したくなってしまいます。
でも、沢山の要素を入れ込むと返って本当に実現したかった住まいの雰囲気が薄れてしまうことも。
部分によってはぐっと我慢をして、全体を見渡しての判断をすることも重要です。
造り付けの家具や棚、カーテンボックスなど、建築工事で製作するものは
しっかりと事前に計画しましょう。
木製ブラインド等はたたむと意外に厚みが出来るため、懐を深めに用意しておく必要があります。
いざ家具を運び込もうとして、ドアを通らない!階段を上がれない!
というアクシデントも中にはあります。
テーブルも脚をはずせないタイプは搬入が難しい場合があるので、
大きな家具を運び込める経路を確保しておく必要があります。
また、ピアノや大量の書籍など重量物を置く場合にはしっかりとした強度を確保するために、
事前の計画が必要になります。
フローリングの張替えはなかなか難しいですが、
ソファのカバーリングを変えることは割合容易です。
クッションの色あわせだけでも 随分変わった雰囲気になります。
毎日座り、手を触れる家具ですから、お気に入りの色や素材を愉しみましょう。