milano salone報告その1 サローネの歩き方

Posted on 2013/07/18

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毎年4月上旬、イタリアのミラノにて大規模なインテリアの展示会「ミラノ・サローネ」が開催されています。今年はクラシカ隊のメンバー3人にてサローネを訪ねる機会に恵まれました。その様子を全9回に渡って記事にすることとしました。まずは「ミラノ・サローネの歩き方」です。


第1回目の投稿はミラノ・サローネの概要についてお伝えしようと思います。

今年のミラノサローネは4月9日〜14日に開催されました。
各国からインテリア製品や家具のバイヤー及びプレス関係者、デザイナー達がミラノを訪れます。
イタリア本国を始め世界各国から出展社数は2500を超え、来場者数は30万人以上とのことですから、壮大な盛上がりです。

見本市のメイン会場はミラノ市郊外の「Rho-fiera」という広大なパビリオンで行われます。


パビリオン会場の様子。展示各社がブースを作りこんでいてとても見応えがあります。とにかく広すぎて回りきれません!


それと同時に市内各地でメーカーのショールームやインテリアショップ、ギャラリーなどで、
小規模な展示会が至る所で展開されており、こちらは「Fuori-salone(サローネの外)」と呼ばれています。

街なか展示では、集合住宅1階のギャラリー等を使用しているものも多く、中庭もこんな風に展示の一部として利用されます。

色彩の映像を利用したインスタレーションがあったり

ディスプレーも参考になります。各国から来ているプレスの女性達のファッションも素敵なのです。

歩道部分まで家具がはみ出して、楽しい雰囲気です

各社ショールームで夜な夜なパーティが開催されたり、美術館でもインテリアのイベントが開催されるなど、
ミラノ市全域がインテリアのお祭りに盛り上がる、ミラノ・サローネです。

さて、街なか開催のFuori-Saloneを巡るには、
まず通りがかったギャラリー前などに置かれているガイドブックを手に入れます。


INTERNIのガイドブックと付属のマップ(右)。左のマップはキオスクで販売している全市の道と交通網が分かるもの。5€程度で購入出来ます。



INTERNIが発行しているこのガイドブックには
有名な老舗メーカーから新進気鋭デザイナーの展示まで多数のスポットがプロットされているので、
お目当てをある程度絞り込んで、廻るルートを検討するのです。


ガイドブックにはFuori-Saloneに出展しているメーカーの情報がAtoZで羅列されています。開催場所やトラムの駅、オープン日時、パーティの時間などが分かります。



市内を巡るには、徒歩、メトロ、トラム、バスを駆使しますが、
ついつい次のギャラリーを目指していると、一日ほどんど歩き倒している状態だったりも。。
出展者がリストアップされたマップの別冊で、ミラノ市内のレストランやショッピングのお店を紹介している冊子も手に入るので、観光も一緒に楽しめます。
実際に街歩きをしながらの展示会場巡りは、地元っ子に混ざってミラノ市の隅々まで見て体感出来る、観光をも非常に楽しめるイベントだと私は思っています。


歩き疲れてお腹が減ったら、美味しいものは目白押し♪



本当に出展社数が多く、モノも多く、デザインが溢れ、見て回るだけでも一苦労。今の世の中、こんなに新しい商品を作ることに意味があるのか?と頭を捻りたくなったりもしてしまいます。

が、ミラノの雰囲気がとても素敵で、とにかく楽しんでしまうミラノサローネ。これから全9回に渡り、ミラノのこと、足を伸ばしたヴェローナのこと、美味しい記憶や出会った雑貨など、お伝えしてゆきます!

(文責:大島)