秋晴れの2019益子陶器市へ♪_暮らしと器の愉しみ
益子陶器市2019年秋レポ。思い立ったが吉日ということで、陶器市最終日へ初めて足を運びました!素敵な出合いがたくさんあった楽しすぎた一日…当日出合えた作家さん達のことや暮らしの中に来た器たちのことを綴ります!
Posted on 2019/06/08
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前回 から続き、
プロヴァンス/リュベロン地方の美しい村巡りドライブ後編です!
シャンブルドットのオーナー、
ダヴィットさんが一日車でアテンドくださる一日。
事前にどんなところに行きたいか?と聞かれた時、
美しい庭があったら見てみたいです!!とリクエスト。
町田さんとダヴィットさん共に大いにお薦めくださった薔薇園。
プロヴァンス大工さんとの偶然の出合いで、
かなり時間が圧してしまっていましたが、
「せっかくだから…!」と仰ってくださり向かうことになりました。
ゴロゴロと雷が遠くで聞こえます。
向こうの空では雨が降っていそう。
何とかお天気が持つといいなぁと祈ります。
この薔薇園にはダヴィットさんも久しぶりに訪ねるようで、
ナビでも分かりにくい道を少し迷いながらも到着!!!
本当に南仏の道は狭くて分かりにくい…(^-^;
自分達だけでドライブ予定でしたが、
そうしなくてヨカッタとつくづく実感。
『 Jardin de l’Abbaye de Valsaintes 』
( ヴァルサンテ修道院の庭 )
ざっくりと、ご紹介すると。。
山々に囲まれた谷あい…
12世紀からフランス革命まで存在していた修道院の遺跡が修復され、
パーマカルチャーの理念(永続可能な農業/自己維持型の庭)を以て、
周辺の自然環境に調和するように意図しデザインされた庭。
自生する植物とこの土地の自然に順応できる植物と、
1996年から2000年の間に植えられた600種類の薔薇で構成。
今現在は、4年間の干ばつを耐えた400種類の薔薇たちが残っているそうです。
上記は、後日、HPを読んで知りました。
とても興味深いので、ご興味のある方は、
HP jardin – valsaintes をご覧になってみて…!
( ↑ 上記リンクを貼りました )
日本語翻訳をかけたら、ざっくりとした意味は理解できると思います。
もう一度ガイド付きで訪ねたいと思う位、興味深い。。
私達は今回フリーの訪問なので、ガイドツアーではありません。
どんな薔薇園なのだろうとわくわくしながら自由に庭を歩きました。
↓ 入るとすぐに、ちょうど薔薇が見頃な素敵な空間が!!
標高600メートル。
涼やかで澄んだ空気に薔薇のアロマが漂います。
子羊を肩に乗せた男性の像。
迷える子羊のモチーフなのでしょうか。
しっとりとした瑞々しい空気感。
それを胸いっぱいに深呼吸して、
この場に在った ’清らかさ’を、五感に覚え込ませました。
本当に、ちょうど薔薇が満開!
来園者は私達の他に数組ほど。
↓ 修道院の壁に這わせた薔薇に、そっと顔を近付けて香りを楽しむ女性。
私達も同じように薔薇を楽しみつつ庭散策。
薔薇たちの勢いがとにかく凄かったことを覚えています。
農薬で虫を避けている薔薇は確かに非の打ち所がない美しさを纏いますが、
此処の薔薇には虫もいましたが、自らの力で咲く強さがあるからでしょうか。。
この薔薇園の薔薇たちには物凄いPowerを改めて感じました。
↓ 谷あいを臨むテラス沿いのパーゴラ。
此処も美しかったなぁ(*^-^*)
下草たちも生き生き。
彼方此方がフォトジェニックで堪りません。。
↓ オリーブの実。
たわわな実りを約束していますね♪
↓ 紫の薔薇♡
昔夢中になって読んだ漫画を思い出します。
連載は終わっていませんが、
死ぬまでに最終回読めるのかしら…
スミマセン。脱線しました。
谷あいの景に草花木々が映えて実に良い感じ。
朱い花は、コクリコの花。
プロヴァンスに自生する野の花。
プロヴァンス土産のモチーフに使われるほど、
初夏から夏のプロヴァンスの景には欠かせない花だそうです。
↓ ロックガーデン。
プロヴァンスの厳しく乾いた風土に耐える、
この辺りに元々ある植生を再現させたお庭のようです。
この乾いた感じ…
「プロヴァンス物語マルセルの夏」というフランス映画…
主人公が過ごした夏の家の景と重なります。
暮らしも庭も家も、
その土地の風土自然に即するカタチがありますね。
だからこそ力強く生きていけ、
その姿は素晴らしさを滲ませ、
旅する私達の心をグッと掴むのでしょう。
この庭にも使われていた伐り出された石に、
先程のプロヴァンス大工さんの笑顔が重なりました。
お庭を時折吹き渡る風。
庭の木に配されたウインドベルの音色。
力強く咲く薔薇やハニーサックルやハーブ類のアロマ。
生き生きとした植生たちの緑のアロマ。
うっとりとした庭時間を過ごせました!!
写真は失念したのですが、此処には売店もあります。
庭関連の本や、ポストカード、マグネット、、
此処で作っているアロマオイルやホメオパシーも販売されていました。
時間が無かったので、あまり考える時間がなく、
思わずものすごく印象に残ったウインドベルを購入。
けれど、帰国後困るという事態に。。
だって、東京のマンション住まいには音が大きすぎたのです。。
その場で感じたモノコトを形に残したいと選ぶという…
旅’あるある’なのですが…(^-^;
旅のお買い物ってムズカシイですね。(笑)
車に乗り込み、大満足した私達の笑顔に、ダヴィットさんも笑顔。
「 ルシヨンという村も美しく、
キミたちに見せたいから行ってみますか?
少しの時間しか居られないし、
お昼は食べられなくなるけれどね。 」
と、ミラー越しに尋ねられ、
ダヴィットさんに気遣うことをせず、
ランチを捨ててしまいました。。。。
ゴメンナサイm(__)m
そのルシヨンでのことは、 こちらの過去記事 で♪
↓ ルシヨンでのダヴィットさん♪
本当に素敵な笑顔ですよね(*^-^*)
余談になりますが…
ダヴィットさんのフランス男性的優しさ…心地よかったです!
自分が女性であることを思い出させてくれました(笑)
( ↑ 普段日本で大事にされていないことも加味されての感想 )
( ↑ 誰に対しての嫌味なのでしょうか… (^-^; )
ルシヨンにも寄っていただき、時間も圧して圧してなのに、
これぞ南仏!という景のポイントで車を停めてくださいました。
↓ ルシヨンの土を塗った家と糸杉とラベンダー畑とコクリコのメドウ♡
ダヴィットさん、
「 このアングルで撮ると、まさにプロヴァンスですね 」
と、アドバイスくださった場所でパチリ☆
↑ 南仏を知る方に、褒められていただく一枚となりました♪
コクリコ…
日本では、ひなげし/ポピーの呼び名が一般的でしょうか。
コクリコという名の響きが愛らしく、
この旅を思い出すと浮かんでくる思い出の花に…♪
プロヴァンスの村巡りドライブで、
暮らしと家と庭を垣間見たいという私達の要望。
大工さんとの素敵な偶然も呼び寄せて、
まさにこんな旅がしたかった!という大満足な一日。
ダヴィットさんがアテンドしてくださらなかったら、
こんなに充実した旅時間を過ごせなかったでしょう。
ちょうどこの旅をして一年が経ちました。
プロヴァンスで過ごした時間を思い返すと、
町田さんのシャンブルドットを選んだからこそ、
安全で楽しい思い出が詰まった、
素晴らしい旅時間になったと感じます。
本当に感謝しております!!!!!!!
さてさて、旅も終盤。
この翌日マルセイユへ移動して、
コルビジェのユニテ・ダビタシオンに宿泊。
次回 へ続きます!!
( 文責:牛尾出美 )